世界最強の空手キョクシン

貴方はこの映画を知っていますか?
世界最強のカラテ キョクシン
製作=極真映画製作委員会 配給=松竹富士
1985.01.12
107分 カラー ワイド
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製作 ................ 真杉昇 佐藤雪夫
プロデューサー ................ 川井正樹
総監修 ................ 五社英雄
総指揮 ................ 大山信達
監督 ................ 南部英夫
撮影 ................ 川勝基生 渡辺貴 鈴木義勝 片岡二郎 井田英二
照明 ................ 美間博 沖茂
まだ、DVD化されていないこの映画は前作の「地上最強&最強最後」とは違い三協映画ではありません。
梶原氏の製作ではない映画なのです。
内容は第3回世界空手道選手権大会、大山倍達館長の話、若獅子寮、第16回全日本空手道選手権という定番の内容なのですが、前作に比べてなにか華がないのです。
極真空手のブームから多少時間は経っていますが、それよりも正直すぎる映画の作り方が面白みをなくしています。
三協映画ではヤラセとまでは言いませんが、かなりの誇張があり、それはそれで楽しかったのです。
川口隊長探検隊シリーズのようなノリの方が映画として面白いと言う事です。
地上最強のカラテPart2のようにウィリーが熊と戦う!等と派手な演出も無ければ試合の見せ方もアップが多く何をしているのか分かりにくい。

さらにスローモーションを多用しているので迫力半減。

素人製作のルール説明のアニメーション。
実際に映画として盛り上げるのならば、世界大会を最後にして閉めるのが当然と思うのですが、世界大会後の全日本16回大会で映画が終わります。
当時の組み手も押し相撲のような試合が多かったので元々の迫力も無かったのですが、映像の演出でもっと迫力のある映像に出来なかったものか?
よく意味の分からない映画です。
普通の記録映画ですが、私は劇場へ観にいきました。
ただ、まだ大山倍達館長が総裁と呼ばれる前で、積極的に映画に出ておられるのでここに記録としての価値があるように思えます。

まあ、牛とのフィルムがこの当時の目玉だったのかもしれません。
大山館長の牛とのフィルムもなんかウィリーVS熊に似た感じもしますが・・
大山館長の貴重なフィルムである事は間違いないです。
キョクシンのTVスポットこんな物録画してる奴がいるんだねー・・・(自分だけど)