VHSビデオテープのリーダー切れの修理方法

VHSのテープが切れてしまったと言う方の大半がリーダーが切れた状態で持ち込まれます。
特にその中でも多いのがビクターのビデオテープ。
リーダーが劣化で切れる確立が多いようです。
まずは確認、リーダーの先端部分のみが切れているのか?
裏のネジを外してカセットを開けて写真を参考に確認してください。
大抵の場合テープを見て巻き戻しをした時にリーダーの先端切れが起きます。
この状態であれば直すのは容易に出来るのでチャレンジしてみてください。

まず、ゆっくりと空になってる方のリールを外します。外したらリールの軸に一箇所リーダーを挟み込んでいるΩ型のパーツがあるのでこれを精密ドライバーなどでテコの原理で力を加えて外します。
(写真参考に)パキッと音をたてて外れます。相当劣化してない限り割れないはずです。
もし割れたらここで終了、どっかで同じ部品を調達してください。

パーツが外れたら外した部分に切れたリーダーを半分ほど重ねます。
写真は見えにくいので色を付けてます。
穴の開いた左部分にリーダーを当てる感じがベスト。

その上に先ほど外したΩ型のパーツを重ねます左側を形に合わせてはめ込ませ右はリーダを重ねた状態で合わせておきます。

浮いている方(右側)に精密ドライバーをあてさっきと違い外側からテコの要領で力を加えます。
同じくパキッ!と音をたてて軸にはめ込まれるはずです。

カセットのロックを解除してテープを緩めて余裕を持たせます。
指を押さえている箇所を押すとリールのロック解除になります。
ここのパーツを押さえすぎてばらしてしまうと面倒なので気をつけてください。
余分なテープを出してガイドに沿わせていきます。

こちら側は、この部分のガイドに入れてください。
なるべくテープ表面は触らないように。

こちら側はこのパーツの間に通してください。
なんだって!ピンボケだぁ!ほっといてくれ!
わかりゃあいいんだよ!

セットが終わったらリールをテープがあるほうにまわしてたるみを取ってください。
これで修理完成。
後はカセットを元通りに戻してください。
開けた時は何も問題は無くても閉じる時に背ラベルが貼ってあると難しいです。
背ラベルは、はがすか中央で切って下さい。
これで完璧!
簡単に修理が出来ました!
リーダーが切れてしまったらお試し下さい。
ただし途中が切れた場合はこの方法じゃ直らないよ。
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